ニバジール
ニバジール錠2mg/4mg
一般名:ニルバジルピン
新着情報
-
- 包装・表示変更
- ニバジール錠 2mg/4mg 添付文書同梱廃止製品の流通および個装箱・アルミピローの表示変更のお知らせ
- もっと詳しく
-
- 安全性情報
- ニバジール錠 2mg・4mg 新記載要領に基づく添付文書改訂のお知らせ
- もっと詳しく
-
- 包装・表示変更
- ニバジール錠 2mg・4mg 識別コード変更のお知らせ
- もっと詳しく
-
- 経過措置・販売中止
- ニバジール錠2㎎/4㎎の500錠と1000錠の販売中止時期変更のお知らせ
- もっと詳しく
-
- 承継・販売移管
- ニバジール、ソランタール、ローガンの製造販売承認の承継および販売移管(包装変更)のお知らせ
- もっと詳しく
開発の経緯1)
藤沢薬品(現 アステラス)では1975年以来ジヒドロピリジン系化合物に注目し、一連の合成研究並びに薬理学的研究を実施してきた。1978年に至り、これらの研究の中から血管拡張作用を有する化合物としてニルバジピンを選び出した。その後、臨床試験を実施し、1989年1月に「本態性高血圧症」が、1992年7月に「脳梗塞後遺症に伴う脳血流障害に基づく精神症候(睡眠障害、自発性低下、情緒障害)の改善」が「効能・効果」として承認された。
使用成績調査は本態性高血圧症に対し6年間、脳梗塞後遺症に対し4年間実施し、共に1998年3月再審査結果が通知され、「効能・効果」、「用法・用量」ともに現行どおりの内容で承認された。
1999年1月には脳梗塞後遺症について、薬事法の規定に基づく再評価指定を受け、再評価申請を行った結果、本効能については臨床試験を実施することが適当とされ、その試験成績を提出するよう再度再評価指定を受けた。なお、「効能・効果」から「睡眠障害」と「情緒障害」を削除する一部変更が1999年11月に承認されたため、臨床試験は「脳梗塞後遺症に伴う脳血流障害に基づく自発性低下」を対象として実施した。臨床試験の結果、ニルバジピンの有効性を検証することができなかったので、2001年7月に脳梗塞 後遺症についての「効能・効果」「用法・用量」を削除する一部変更承認を申請し2001 年7月に承認された。その後、ニルバジピン錠は第14改正日本薬局方第二追補(2004)より収載された。
2017年10月1日LTLファーマ株式会社はニバジール錠の製造販売承認を承継した。
治療学的特性1)
- ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬である。
- 本態性高血圧症患者に対して降圧効果を示す。
- ニバジール錠が投与された4,283例中336例(7.84%)に副作用(臨床検査値異常を含む)が認められ、主な副作用は顔面潮紅67件(1.56%)、ほてり55件(1.28%)、動悸48件(1.12%)、頭痛44件(1.03%)であった。(社内資料)
重大な副作用として肝機能障害が報告されている。
副作用の項を参照
禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 頭蓋内出血で止血が完成していないと推定される患者[出血を助長するおそれがある。]
- 脳卒中急性期で頭蓋内圧が亢進している患者[頭蓋内圧の亢進を増悪するおそれがある。]
- 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
本態性高血圧症
用法及び用量
ニルバジピンとして、通常、成人には1回2~4mgを1日2回経口投与する。
重要な基本的注意
- Ca拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指 示なしに服薬を中止しないように注意すること。
- 降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
相互作用
本剤は主として肝薬物代謝酵素CYP3A4で代謝される。
〈併用注意(併用に注意すること)〉
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| 他の血圧降下剤 | 血圧降下作用が増強することがある。 | 薬理学的な相加作用による。 |
| シメチジン | 本剤の作用が増強するおそれがある。ただし、本剤に関する症例報告はない。 | シメチジンが薬物代謝酵素CYP3A4を阻害するため、本剤の血中濃度を上昇させる。 |
| リトナビル、サキナビル、イトラコナゾール、グレープフルーツジュース | 相手薬が薬物代謝酵素 CYP3A4を阻害するため、本剤の血中濃度を上昇させるおそれがある。 | |
| タクロリムス、シクロスポリン | 相手薬及び本剤の作用が増強するおそれがある。ただし、本剤に関する症例報告はない。相手薬の血中濃度に注意すること。 | 本剤及び相手薬が薬物代謝酵素CYP3A4で代 謝されるため相互に代謝が阻害され、相手薬及び本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
| リファンピシン | 本剤の作用が減弱するおそれがある。ただし、本剤に関する症例報告はない。 | リファンピシンが薬物代謝酵素CYP3A4を誘導するため、本剤の血中濃度を低下させる。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
〈重大な副作用〉
肝機能障害(0.1%未満)
AST、ALT、γ-GTP上昇等の肝機能障害があらわれることがある。
〈その他の副作用〉
| 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | |
|---|---|---|
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 | |
| 循環器 | 動悸、頻脈 | 房室ブロック、心房細動、期外収縮、徐脈、血圧低下 |
| 精神神経系 | 頭痛、頭重、めまい、ふらつき、立ちくらみ | 眠気、不眠、しびれ、振戦 |
| 消化器 | 食欲不振、腹痛、腹部不快感、悪心 | 嘔吐、便秘、下痢、口内炎、口渇、胸やけ |
| 腎臓 | クレアチニン上昇 | BUN上昇 |
| 過敏症 | 発疹、そう痒感 | 光線過敏症 |
| 口腔 | 歯肉肥厚 | |
| Other | 潮紅、熱感、ほてり、のぼせ、浮腫、倦怠感 | 胸痛、胸部不快感、頻尿、耳鳴、血清コレステロール上昇、咳嗽、結膜充血 |
「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等は上記記載の各項目をご参照ください
臨床成績
有効性及び安全性に関する試験
国内臨床試験
315例を対象にニルバジピン4~8 mg/日を経口投与した場合、242例に有効(有効率76.8%)であり、二重盲検比較試験において有用性が認められた。降圧効果は投与 2週後、既に有意な降圧がみられ、6~8週で安定した血圧が得られ、1年間の長期投与においても良好な血圧が維持された。また、体位変換による血圧変化に及ぼす影響は認められなかった。