ノイロビタン
ノイロビタン配合錠
一般名:オクトチアミン・リボフラビン・ピリドキシン塩酸塩・シアノコバラミン配合剤錠
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開発の経緯1)
ビタミンB群、特にB1、B6、B12は補酵素として、糖質、脂質、蛋白質の代謝にそれぞれ独立的に、あるいは相互に関連性をもって関与していることはよく知られており、特に神経系に対しては密接な関連があるとされている。また、病理的にも、B1、B6、B12のそれぞれの欠乏により、さまざまな神経病変が発生する。
また、種々の基礎的実験において、ビタミンB1類大量投与により血中ビタミンB2が減少し、一過性に尿中ビタミンB2排泄量が増加するとの多くの報告や、またビタミンB1類大量投与により臓器内ビタミンB2濃度が減少するとの報告があり、ビタミンB2を添加した製剤であるノイロビタン錠が1966年11月に発売された。
また、1985年7月30日に再評価結果が公示され「適応の一部について有用性が認められるもの」と判定された。そして、「効能・効果」のうち、有効ではあるが配合効果が認められないと判定されたものが除され、「用法・用量」についてもそれに伴い変更された。
その後、平成12年9月19日付医薬発第935号「医療事故を防止するための医薬品の表示事項及び販売名の取扱いについて」及び平成20年9月22日付薬食審査発第 0922001号「医療用配合剤およびヘパリン製剤(注射剤)の販売名命名並びに注射剤に添付されている溶解液の表示の取扱いについて」に基づく販売名の製造承認を2009年6月に取得し、新販売名を「ノイロビタン配合錠」とした。
2018年4月1日、LTLファーマ株式会社はノイロビタン配合錠の製造販売承認を承継した。
治療学的・製剤学的特性1)
- ビタミンB群の各成分は代謝賦活作用を有し、神経組織代謝機構に作用して各種神経症状、無力状態、衰弱状態等を改善する。
- ビタミンB1類大量投与により、血中・臓器内ビタミンB2濃度が減少することの対策として、ビタミンB2を添加した薬剤である。
- オクトチアミン(ビタミンB1誘導体)に、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミン B6)及びシアノコバラミン(ビタミンB12)が配合された製剤である。
- 副作用としては、腹部膨満、便秘、嘔気、下痢、めまいがある。
副作用の項を参照
効能又は効果
- 本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)
- 下記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺
効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
用法及び用量
通常成人1日1~3錠を経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
相互作用
〈併用注意(併用に注意すること)〉
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| レボドパ | パーキンソン症状が悪化することがある。 | 本剤中に含まれるビタミンB6はレボドパの作用を減弱することがある。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
〈その他の副作用〉
| 頻度不明 | |
|---|---|
| 消化器 | 腹部膨満、便秘、嘔気、下痢 |
| Other | めまい |