ガスター
ガスターD錠10mg/20mg、ガスター錠10mg/20mg、ガスター散2%/10%、ガスター注射液10mg/20mg
一般名:ファモチジン
新着情報
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開発の経緯1)2)
山之内製薬(現アステラス製薬)は、H2受容体拮抗剤の研究を進める中で、アミジン誘導体のH2受容体拮抗作用が極めて強力であることを発見し、1979年にスルファモイルアミジノ基とグアニジノチアゾール環とを組み合わせたファモチジンの合成に成功した。
このファモチジンは適度で持続的な胃酸分泌抑制作用を示し、臨床試験の結果を受け1985年1月にガスター錠10mg、ガスター錠20mg、ガスター散10%(胃潰瘍、十二指腸潰瘍、上部消化管出血、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群)の承認をガスター注射用20mg(上部消化管出血及びZollinger-Ellison 症候群)と共に得た。その後、ガスター注射用は1988年1月に麻酔前投薬の承認を取得した。またガスター錠、散は1988年8月に急・慢性胃炎の胃粘膜病変及び1日1回就寝前投与の承認を取得した。その後ガスター注射用が1993年6月に侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制の追加適応を、更に1996年3月には含量違いのガスター注射用10mgの承認も取得した。1993年3月にはガスター散2%、1997年にガスターOD錠10mg、ガスターOD錠20mgの承認も取得した。そして、ガスターD錠10mg、ガスターD錠20mgはそれぞれガスターOD錠10mg、ガスターOD錠20mgの切替として2000年3月に承認を取得している。ガスター注射用は用事溶解凍結乾燥剤であったが、用時溶解が不要な液注製剤であるガスター注射液の承認を2005年2月に取得して2005年7月に発売した。
なお、有効成分であるファモチジンは第12改正日本薬局方第1追補(1993)により収載された。また、第14改正日本薬局方(2001)よりファモチジン錠、ファモチジン散、注射用ファモチジンが、第16改正日本薬局方(2011)よりファモチジン注射液が収載された。2018年10月1日、LTLファーマ株式会社はガスター全製剤の製造販売承認を承継した。
治療学的・製剤学的特性1)2)
- 胃粘膜壁細胞のH2受容体を遮断し、胃酸分泌を抑制する。
- 胃粘膜血流量を増加させる。
- 1日40mgで消化性潰瘍、逆流性食道炎に対し治癒を認めた。
- 消化性潰瘍、胃炎における自覚症状を改善した。
- ガスターD錠は、水なしでも服用できる口腔内崩壊錠である。
- ガスター(経口・注射)の副作用発現率は1.8%(360/20,137例)である。
副作用の項を参照
(承認時及び市販後調査成績)
(口腔内崩壊錠承認時:1997 年 3 月)
禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
効能又は効果
- 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群
-
下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
- 上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)
- Zollinger-Ellison症候群
- 侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制
- 麻酔前投薬
効能又は効果に関連する注意
〈侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制〉
手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷により、ストレス潰瘍が発症する可能性が考えられる場合に限り使用すること。 なお、広範囲熱傷はBurn Index10以上の熱傷を目安とすること。
用法及び用量
〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群〉
通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与する。また、1回40mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。なお、年齢・症状により適宜増減する。ただし、上部消化管出血の場合には通常注射剤で治療を開始し、内服可能になった後は経口投与に切りかえる。
〈下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期〉
通常、成人にはファモチジンとして1回10mgを1日2回(朝食後、夕食後または就寝前)経口投与する。また、1回20mgを1日1回(就寝前)経口投与することもできる。なお、年齢・症状により適宜増減する。
用法及び用量に関連する注意
〈腎機能低下患者への投与法〉
ファモチジンは主として腎臓から未変化体で排泄される。腎機能低下患者にファモチジンを投与すると、腎機能の低下とともに血中未変化体濃度が上昇し、尿中排泄が減少するので、次のような投与法を目安とする。
| クレアチニンクリアランス (mL/min) |
投与法 |
|---|---|
| Ccr≧60 | 1回20mg 1日2回 |
| 60>Ccr>30 | 1回20mg 1日1回 |
| 1回10mg 1日2回 | |
| 30≧Ccr | 1回20mg 2~3日に1回 |
| 1回10mg 1日1回 | |
| 透析患者 | 1回20mg 透析後1回 |
| 1回10mg 1日1回 |
〈上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、Zollinger-Ellison症候群、侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制〉
通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日2回(12時間毎)緩徐に静脈内投与する。又は輸液に混合して点滴静注する。
又は、ファモチジンとして1回20mgを1日2回(12時間毎)筋肉内投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
上部消化管出血及びZollinger-Ellison症候群では、一般的に1週間以内に効果の発現をみるが、内服可能となった後は経投与に切りかえる。
侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制では、術後集中管理又は集中治療を必要とする期間(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他の侵襲ストレスは7日間程度)の投与とする。
〈麻酔前投薬〉
通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを麻酔導入1時間前に筋肉内投与する。又は、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、麻酔導入1時間前に緩徐に静脈内投与する。
用法及び用量に関連する注意
〈腎機能低下患者への投与法〉
ファモチジンは主として腎臓から未変化体で排泄される。腎機能低下患者にファモチジンを投与すると、腎機能の低下とともに血中未変化体濃度が上昇し、尿中排泄が減少するので、次のような投与法を目安とする。
| クレアチニンクリアランス(mL/min) | 投与法 |
|---|---|
| Ccr≧60 | 1回20mg 1日2回 |
| 60>Ccr>30 | 1回20mg 1日1回 |
| 1回10mg 1日2回 | |
| 30≧Ccr | 1回10mg 2日に1回 |
| 1回5mg 1日1回 | |
| 透析患者 | 1回10mg 透析後1回 |
| 1回5mg 1日1回 |
重要な基本的注意
血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
治療にあたっては経過を十分に観察し、病状に応じ治療上必要最小限の使用(手術侵襲ストレスは3日間程度、その他は7日間程度)にとどめ、本剤で効果がみられない場合には他の療法に切りかえること。なお、血液像、肝機能、腎機能等に注意すること。
相互作用
〈併用注意(併用に注意すること)〉
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
| アゾール系抗真菌薬 イトラコナゾール |
左記の薬剤の血中濃度が低下する。 | 本剤の胃酸分泌抑制作用が左記薬剤の経口吸収を低下させる。 |
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
〈重大な副作用〉
ショック、アナフィラキシー(各0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫〈顔面浮腫、咽頭浮腫等〉、蕁麻疹等)があらわれることがある。
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(初期症状として全身倦怠感、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等)があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST・ALT等の上昇、黄疸があらわれることがある。
横紋筋融解症(頻度不明)
高カリウム血症、ミオグロビン尿、血清逸脱酵素の著明な上昇、筋肉痛等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
QT延長、心室頻拍(Torasades de Pointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)
特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者においてあらわれやすいので、投与後の患者の状態に十分注意すること。
意識障害、痙攣(いずれも頻度不明)
意識障害、全身痙攣(痙直性、間代性、ミオクローヌス性)があらわれることがある。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので、注意すること。
間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
初期症状として発熱、皮疹、腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
不全収縮
〈その他の副作用〉
| 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
|---|---|---|---|
| 過敏症 | 発疹・皮疹、蕁麻疹(紅斑)、顔面浮腫 | ||
| 血液 | 白血球減少 | 好酸球増多 | |
| 消化器 | 便秘 | 下痢・軟便、口渇、悪心・嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、口内炎 | |
| 循環器 | 血圧上昇、顔面潮紅、耳鳴 | 徐脈、頻脈、房室ブロック | |
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 | 総ビリルビン上昇、LDH上昇 | 肝機能異常、黄疸 |
| 精神神経系 | 全身倦怠感、無気力感、頭痛、眠気、不眠 | 可逆性の錯乱状態、うつ状態、痙攣、意識障害、めまい | |
| 内分泌系 | 月経不順、女性化乳房 | 乳汁漏出症 | |
| その他 | CK上昇、味覚異常、筋肉痛、背部痛 |
〈重大な副作用〉
ショック、アナフィラキシー(0.1%未満)
ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫〈顔面浮腫、咽頭浮腫等〉、蕁麻疹等)があらわれることがある。
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血(いずれも頻度不明)、血小板減少(0.1%未満)
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、溶血性貧血、血小板減少(初期症状として全身倦怠感、脱力、皮下・粘膜下出血、発熱等)があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(いずれも頻度不明)
肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)
AST・ALT等の上昇、黄疸があらわれることがある。
横紋筋融解症(頻度不明)
高カリウム血症、ミオグロビン尿、血清逸脱酵素の著明な上昇、筋肉痛等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
QT延長、心室頻拍(Torasades de Pointesを含む)、心室細動(いずれも頻度不明)
特に心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症等)を有する患者においてあらわれやすいので、投与後の患者の状態に十分注意すること。
意識障害、痙攣(いずれも頻度不明)
意識障害、全身痙攣(痙直性、間代性、ミオクローヌス性)があらわれることがある。特に腎機能障害を有する患者においてあらわれやすいので、注意すること。
間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明)
初期症状として発熱、皮疹、腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
不全収縮
〈その他の副作用〉
| 0.1~5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
|---|---|---|---|
| 過敏症 | 発疹・皮疹、蕁麻疹(紅斑)、顔面浮腫 | ||
| 血液 | 白血球減少 | 好酸球増多 | |
| 消化器 | 便秘 | 下痢・軟便、口渇、悪心・嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、口内炎 | |
| 循環器 | 血圧上昇、顔面潮紅、耳鳴 | 徐脈、頻脈、房室ブロック | |
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇、Al-P上昇 | 総ビリルビン上昇、LDH上昇 | 肝機能異常、黄疸 |
| 精神神経系 | 全身倦怠感、無気力感、頭痛、眠気、不眠 | 可逆性の錯乱状態、うつ状態、痙攣、意識障害 | |
| 内分泌系 | 月経不順、女性化乳房 |
「警告・禁忌を含む注意事項等情報」等は上記記載の各項目をご参照ください
臨床成績
有効性及び安全性に関する試験
〈胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、上部消化管出血(消化性潰瘍、急性ストレス潰瘍、出血性胃炎による)、逆流性食道炎、Zollinger-Ellison症候群〉
国内臨床試験
ガスター錠、散及びOD錠で胃潰瘍及び十二指腸潰瘍等について二重盲検比較試験を含む臨床試験が行われ、有用性が認められた。
| 用法 | 全般改善度 | 自他覚症状改善度 | 内視鏡判断治癒率又は改善率 | |
|---|---|---|---|---|
| 胃潰瘍注1) | 20mg× 2 /日 | 95.2% (1,174/1,233) | 95.1% (1,105/1,162) | 84.1% (1,037/1,233) |
| 40mg× 1 /日 | 98.2% (449/457) | 95.4% (412/432) | 80.1% (366/457) | |
| 十二指腸潰瘍注2) | 20mg× 2 /日 | 95.7% (645/674) | 95.4% (600/629) | 86.4% (582/674) |
| 40mg× 1 /日 | 95.8% (343/358) | 95.2% (320/336) | 86.0% (308/358) | |
| 胃・十二指腸共存潰瘍 | 20mg× 2 /日 | 95.1% (39/41) | 100.0% (41/41) | 92.7% (38/41) |
| 40mg× 1 /日 | 100.0% (5/5) | 100.0% (5/5) | 100.0% (5/5) | |
| 吻合部潰瘍 | 20mg× 2 /日 | 95.7% (22/23) | 100.0% (21/21) | 87.0% (20/23) |
| 40mg× 1 /日 | 75.0% (3/4) | 66.7% (2/3) | 75.0% (3/4) | |
| 逆流性食道炎 | 20mg× 2 /日 | 90.5% (19/21) | 90.0% (18/20) | 90.5% (19/21) |
| 40mg× 1 /日 | 87.5% (21/24) | 87.0% (20/23) | 83.3% (20/24) | |
| 上部消化管出血 |
止血効果: 静脈内投与による止血効果は91.2%(165/181)を示し、二重盲検比較試験によって本剤の有用性が認められた。 用量検討試験及び二重盲検比較試験における1回20mg、1日2回静脈内投与での止血効果は91.0%(91/100)で、投与36時間内の止血率は66.0%(66/100)、3日以内の止血率は84.0%(84/100)であった。 止血維持効果: 静脈内投与での止血後経口投与(20mg×2/日)による止血維持効果は良好であった。 |
|||
| ZollingerEllison症候群 | 一般臨床試験6例中(経口投与5例、静脈内投与1例)、5例(経口投与4例、静脈内投与1例)に有効であった。 | |||
〈急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善〉
国内臨床試験
ガスター錠、散及びOD錠で急・慢性胃炎の胃粘膜病変について二重盲検比較試験を含む臨床試験が行われ、有用性が認められた。
| 疾患 | 用法 | 全般改善度 | 自他覚症状改善度 | 内視鏡判断治癒率又は改善率 |
|---|---|---|---|---|
| 急・慢性胃炎の胃粘膜病変注3) | 10mg× 2 /日 | 84.1% (333/396) | 84.4% (335/397) | 81.8% (320/391) |
| 20mg× 1 /日 | 81.0% (141/174) | 84.0% (142/169) | 80.3% (139/173) |
〈上部消化管出血及びZollinger-Ellison症候群〉
国内臨床試験
静脈内投与による一般臨床試験(53例)、用量検討試験(84例)、二重盲検比較試験(59例)及び筋肉内投与による一般臨床試験(33例)、計229例の概要は次のとおりである。
| 上部消化管出血 |
止血効果: 静脈内投与による止血効果は91.2%(165/181)を示し、二重盲検比較試験によって本剤の有用性が認められた。用量検討試験及び二重盲検比較試験における1回20mg、1日2回静脈内投与での止血効果は91.0%(91/100)で、投与36時間以内の止血率は66.0% (66/100)、3日以内の止血率は84.0%(84/100)であった。また、筋肉内投与においても、静脈内投与とほぼ同等の止血効果並びに有用性が認められた。 止血維持効果: 静脈内投与での止血後経口投与(1回20mg1日2回)による止血維持効果は良好であった。 |
| Zollinger-Ellison症候群 | 一般臨床試験6例中(経口投与5例、静脈内投与1例)、5例(経口投与4例、静脈内投与1例)に有効であった。 |
〈侵襲ストレス(手術後に集中管理を必要とする大手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・多臓器不全・広範囲熱傷)による上部消化管出血の抑制〉
国内臨床試験
静脈内投与による一般臨床試験(85例)、用量検討試験(189例)、二重盲検比較試験(209例)、及び筋肉内投与による一般臨床試験(36例)、計519例の概要は次のとおりである。
| 侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制 |
手術、集中治療を必要とする脳血管障害・頭部外傷・臓器不全・熱傷の侵襲ストレスによる胃酸分泌の亢進を抑制することを目的とした臨床試験における1回20mg、1日2回静脈内投与での有効率は77.4% (250/323)を示し、二重盲検比較試験によって本剤の有用性が認められた。また、筋肉内投与による一般臨床試験においても、静脈内投与とほぼ同等の有効率及び有用性が認められた。 |
〈麻酔前投薬〉
国内臨床試験
筋肉内投与による一般臨床試験(23例)、非盲検比較試験(79例)、二重盲検比較試験(132例)及び静脈内投与による非盲検比較試験(81例)、計315例の概要は次のとおりである。
| 麻酔前投薬 | 麻酔時における誤嚥性肺炎の防止を目的とした二重盲検比較試験を含む臨床試験において、本剤は1回20mg、筋肉内投与及び静脈内投与のいずれにおいても、有意に胃液量を減少させ、胃液pHを上昇させた。その有効性は80.1%(241/301)であった。二重盲検比較試験によって有用性が認められた。 |
配合変化表
2)2019年8月改訂(第1版) ガスター注射液電子添文
FAQ
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ガスターはH.pylori(ヘリコバクターピロリ)除菌後の尿素呼気試験の判定(ウレアーゼ活性・UBT)に影響を及ぼしますか。
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ファモチジンは、ウレアーゼ活性に影響が無いとする報告1)とあるとする(偽陰性をおこした)報告2)の両方があります。
◎ウレアーゼ活性に影響が無いとする報告1)
H.pyloriに感染した日本人ボランティア30名を対象に、無投薬、ランソプラゾール、レバミピド、H2RAファモチジンまたはロキサチジンの計4回13C-UBTを実施し、UBTに及ぼす影響を検討したところ、ファモチジン投与例全例(15例)においてUBT陰性はみられませんでした。
◎ウレアーゼ活性に影響がある(偽陰性を示した)とする報告2)
H.pylori感染ボランティアに対し、ファモチジン40mgを就寝時投与後、炭酸水素ナトリウムをUBT検査時に投与し、胃内pHを上昇させると10例中1例で偽陰性が認められました。また、UBTの低下はクエン酸を投与することにより元の値に戻ることから、UBTの低下は胃内のpHによるものと考察されています。H2RAはPPIとは異なり、H.pylori細菌数の減少とは関係なく、胃内pHの上昇がウレアーゼ活性の低下を起こした可能性があり、この作用はクエン酸により元に戻ると考察されています。
[参考]
参考までに、ガイドライン及び成書に記載されている、除菌前後の休薬期間に関する情報をご紹介します。
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H.pyloriの感染及び除菌判定実施時における薬剤投与については、「H.pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版」のⅡ診断法、A総論、2.補足事項に以下の記載があります3)。
抗菌薬、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)や一部の防御因子増強薬等、H.pyloriに対する静菌作用を有する薬物、ウレアーゼ活性に影響する薬物が投与されている場合、除菌前後の感染診断の実施にあたっては、当該静菌作用を有する薬剤投与を少なくとも2週間は中止することが望ましい。
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活動期潰瘍における除菌判定及び薬物投与の注意点については、「ピロリ除菌治療パーフェクトガイド」の第1章除菌治療を行うために必要な知識、除菌判定の時期と方法、除菌判定の留意点に以下の記載があります4)。
活動期潰瘍における除菌は、引き続きの潰瘍治療が必要であり、十二指腸潰瘍では5週間、胃潰瘍では7週間の潰瘍治療がなされますが、潰瘍治療薬、特にプロトンポンプ阻害薬(PPI)は尿素呼気値を低下させ、偽陰性を呈するとされています。そのため、PPIによる治療後の休薬期間として、ヨーロッパのガイドラインでは2週間ですが、4週間の間隔をあけた時期、すなわち除菌療法から十二指腸潰瘍では10週目、胃潰瘍では12週目の判定がより正確にできます。
深く大きな潰瘍では抗潰瘍薬の休薬で再発が懸念されるので、その間、判定に影響の少ないH2受容体拮抗薬を投与するのが望ましいと考えられます。
[参考文献]
- 1) Adachi K 他:J.Gastroenterol Hepatol,18(2):168-171,2003
- 2) Graham DY 他:Helicobacter,9(1):17-27,2004
- 3) Ⅱ 診断法A 総論,日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会編集. H.pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版, 第1版. 先端医学社:2016:32-3.
- 4) 高木 敦司, 4 除菌判定の時期と方法. 峯徹哉 編集.ピロリ除菌治療パーフェクトガイド, 第1版. 日本医事新報社:2015:19-22.
-
- ガスターの高齢者への投与について教えて下さい。
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9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.8 高齢者
本剤を減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること。本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では、腎機能が低下していることが多いため血中濃度が持続するおそれがある。
高齢者では一般に各種生理機能が低下しているため、血中濃度の半減期が延長し、薬剤の投与に注意が必要です。
ガスターは腎より未変化体のまま排泄される割合が高く、高齢者において排泄が遅延されやすいと考えられ、高齢者において若年者より血中濃度が高くなりますので1)、高齢者に対しては慎重に投与して下さい。高齢者にガスターを投与する際は、投与量または、投与間隔の調整をお願いします。
【1回20mg/1日2回(経口・注射)投与を基準とする場合(腎障害がない場合)】
投与法 ガスター内服(経口) ガスター注射 若年健常人 1回20mg 1日2回 1回20mg 1日2回 高齢腎機能正常者 1回20mg 1日1回
or 1回10mg 1日2回1回20mg 1日1回
or 1回10mg 1日2回 - ガスター錠、ガスターD錠、ガスター散の味を教えてください。その違いはどこからくるのですか。
-
ガスターD錠は清涼で甘みを有します。ただし20mg錠はメントールの味が加わります。ガスター10%散はやや苦味を有しております。ガスター2%散は少し甘味が感じられますが、苦味も感じられます。ガスター錠は糖衣錠です。
本来、原薬のファモチジンはわずかに苦いのですが、添加物の種類や量の違いにより味に違いができます。D錠では苦みをマスクしています。
各剤形の甘み等に関する添加物
D錠:アスパルテーム、アメ粉、(20mgには他にメントール)
錠:乳糖、白糖
散:乳糖 - ガスター(経口)は食事の影響を受けますか。
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ガスター(経口)の体内動態は、食事の影響を受けません。健康成人を対象にガスター錠20mgを絶食下又は食後にクロスオーバー法にて投与した結果、各時間の血漿中濃度、Cmax及びAUCは、両条件間に有意差が認められませんでした。
(社内資料)
- ガスターの副作用の「間質性腎炎」について教えて下さい。
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ガスター電子添文「11.1
重大な副作用」に、「11.1.8間質性腎炎、急性腎障害(いずれも頻度不明):初期症状として発熱、皮疹、腎機能検査値異常(BUN・クレアチニン上昇等)等が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。」と記載されています。 - ガスターの授乳婦への投与について教えてください。
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ガスター電子添文には以下の記載があります。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。母乳中に移行することが報告されている。
- ガスター(経口)1日1回(分1)投与と1日2回(分2)投与の、効果(有効性)、薬物動態の比較データはありますか。
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急性・慢性胃炎患者に対するファモチジン20mg1日1回と10mg1日2回投与1)、ならびに消化性潰瘍患者に対するファモチジン40mg1日1回と20mg1日2回投与2,3)を比較した臨床試験において、自他覚症状改善度、内視鏡所見改善度、全般改善度および有用度に有意差は認められませんでした。また、健康成人を対象に、ファモチジン40mg1日1回と20mg1日2回の24時間胃内酸度に及ぼす影響を比較した臨床試験において、酸分泌抑制効果はほぼ同等でした4,5)。
一方、胸やけ症状を示す症例に対して多施設無作為化二重盲検法にて症状寛解を検討した結果、ファモチジン20mg1日2回(朝食前・夕食前投与)は、40mg1日1回(就寝前)およびプラセボより胸やけ寛解において優れていたとの文献報告6)があります。
- 1) 三好秋馬ほか;医学と薬学19(1),147-163,1988
- 2) 三好秋馬ほか;内科宝函(内科實函)34(11),405-417,1987
- 3) 三好秋馬ほか;内科宝函(内科實函)34(11),391-403,1987
- 4) 渡辺伸一郎ほか;消化器科8(2),234-242,1988
- 5) ファモチジン申請資料概要(胃炎)(1日1回投与法)(社外提供不可)p.39-40
- 6) Robinson Mほか;Alimentary Pharmacology & Therapeutics 5(6),631-643,1991
- ガスターを静脈内投与する際、ブドウ糖や生食にて20mLに希釈しなくてはならないのですか。輸液に混合する際や筋肉内投与の際はどうでしょうか。
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静脈内投与する際には以下の開発の経緯があり、ブドウ糖や生食にて20mLに希釈し投与してください。
<ガスター注射液の用法設定の経緯>
「ガスター注射用」は用時溶解の凍結乾燥製剤でしたが、用時溶解が不要な液注製剤である「ガスター注射液」の承認を2005年2月に取得して2005年7月に発売となりました。ガスター注射液は、承認取得にあたり凍結乾燥製剤との生物学的同等性試験が課せられ、筋肉内投与による試験を実施しました(電子添文【薬物動態】筋肉内投与時における生物学的同等性の項参照)。一方、静脈内投与及び点滴静脈内投与に関しては、吸収過程の関与がない為に、生物学的同等性試験は行っておりませんが、凍結乾燥製剤である「ガスター注射用」と同じ用法・用量で承認されています。
なお、凍結乾燥製剤である「ガスター注射用」は、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに溶解して静脈内投与し、その有効性、安全性を確認しておりますので、ガスター注射液(液注製剤)も、ワンショット静注時の用法・用量は、従来のガスター注射用(凍結乾燥製剤)と変わらず、20mLに希釈し、緩徐に静脈内投与する必要があります。
<静脈内投与>
電子添文に記載の通り、ガスター注射液を静脈内投与する際は、日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈して緩徐に投与してください。側管から投与する際も日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈してください。ガスター注射液を希釈せずに静脈内投与した際の安全性、有効性は確認しておりません。希釈せずに静脈内投与すると、より急速に血中濃度が上昇するリスクは否定できません。
<輸液に混合、筋肉内投与>
輸液に混注する場合は、原液を輸液に混合してください。また、筋肉内投与の際は原液を筋肉内投与してください。
- ガスター注射液を皮下注射できますか。
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ガスター注射液の「6.用法及び用量」は、静脈内投与・点滴静注・筋肉内投与であり、皮下注射は承認外用法となりメーカーからは推奨できない使用法です。皮下注射で安全性、有効性を検討した文献もありません。また、刺激性試験は皮下注射では行っておらず、筋肉内投与と静脈内投与で行っています。筋肉刺激性はあるものの回復性があります。血管刺激性は認められません。
(社内資料)
- ガスターはH.pylori(ヘリコバクターピロリ)除菌後の尿素呼気試験の判定(ウレアーゼ活性・UBT)に影響を及ぼしますか。
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ファモチジンは、ウレアーゼ活性に影響が無いとする報告1)とあるとする(偽陰性をおこした)報告2)の両方があります。
◎ウレアーゼ活性に影響が無いとする報告1)
H.pyloriに感染した日本人ボランティア30名を対象に、無投薬、ランソプラゾール、レバミピド、H2RAファモチジンまたはロキサチジンの計4回13C-UBTを実施し、UBTに及ぼす影響を検討したところ、ファモチジン投与例全例(15例)においてUBT陰性はみられませんでした。
◎ウレアーゼ活性に影響がある(偽陰性を示した)とする報告2)
H.pylori感染ボランティアに対し、ファモチジン40mgを就寝時投与後、炭酸水素ナトリウムをUBT検査時に投与し、胃内pHを上昇させると10例中1例で偽陰性が認められました。また、UBTの低下はクエン酸を投与することにより元の値に戻ることから、UBTの低下は胃内のpHによるものと考察されています。H2RAはPPIとは異なり、H.pylori細菌数の減少とは関係なく、胃内pHの上昇がウレアーゼ活性の低下を起こした可能性があり、この作用はクエン酸により元に戻ると考察されています。
[参考]
参考までに、ガイドライン及び成書に記載されている、除菌前後の休薬期間に関する情報をご紹介します。
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H.pyloriの感染及び除菌判定実施時における薬剤投与については、「H.pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版」のⅡ診断法、A総論、2.補足事項に以下の記載があります3)。
抗菌薬、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)や一部の防御因子増強薬等、H.pyloriに対する静菌作用を有する薬物、ウレアーゼ活性に影響する薬物が投与されている場合、除菌前後の感染診断の実施にあたっては、当該静菌作用を有する薬剤投与を少なくとも2週間は中止することが望ましい。
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活動期潰瘍における除菌判定及び薬物投与の注意点については、「ピロリ除菌治療パーフェクトガイド」の第1章除菌治療を行うために必要な知識、4除菌判定の時期と方法、除菌判定の留意点に以下の記載があります4)。
活動期潰瘍における除菌は、引き続きの潰瘍治療が必要であり、十二指腸潰瘍では5週間、胃潰瘍では7週間の潰瘍治療がなされますが、潰瘍治療薬、特にプロトンポンプ阻害薬(PPI)は尿素呼気値を低下させ、偽陰性を呈するとされています。そのため、PPIによる治療後の休薬期間として、ヨーロッパのガイドラインでは2週間ですが、4週間の間隔をあけた時期、すなわち除菌療法から十二指腸潰瘍では10週目、胃潰瘍では12週目の判定がより正確にできます。
深く大きな潰瘍では抗潰瘍薬の休薬で再発が懸念されるので、その間、判定に影響の少ないH2受容体拮抗薬を投与するのが望ましいと考えられます。
[参考文献]
- 1) Adachi K 他:J.Gastroenterol Hepatol,18(2):168-171,2003
- 2) Graham DY 他:Helicobacter,9(1):17-27,2004
- 3) Ⅱ 診断法A 総論,日本ヘリコバクター学会ガイドライン作成委員会編集.H.pylori感染の診断と治療のガイドライン2016改訂版, 第1版. 先端医学社:2016:32-3.
- 4) 高木 敦司, 4 除菌判定の時期と方法. 峯 徹哉 編集. ピロリ除菌治療パーフェクトガイド, 第1版. 日本医事新報社:2015:19-22.
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- ガスター注射液は在宅で投与できますか。保険薬局で出せますか。
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2008年4月に「療担規則及び薬担規則並びに療担基準」が改正され、H2遮断剤が在宅医療において投与できるようになりました。ガスター注射液に投与日数の制限はありませんが、何日まで投与することができるかは地域の審査支払機関(基金)の判断によります。なお、ガスター注射液は在宅自己注射指導管理料が請求できる薬剤には含まれませんので、自己注射はできません。
- ガスターの高齢者への投与について教えて下さい。
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9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.8 高齢者
本剤を減量するか投与間隔を延長するなど慎重に投与すること。本剤は主として腎臓から排泄されるが、高齢者では、腎機能が低下していることが多いため血中濃度が持続するおそれがある。
高齢者では一般に各種生理機能が低下しているため、血中濃度の半減期が延長し、薬剤の投与に注意が必要です。
ガスターは腎より未変化体のまま排泄される割合が高く、高齢者において排泄が遅延されやすいと考えられ、高齢者において若年者より血中濃度が高くなりますので1)、高齢者に対しては慎重に投与して下さい。高齢者にガスターを投与する際は、投与量または、投与間隔の調整をお願いします。
【1回20mg/1日2回(経口・注射)投与を基準とする場合(腎障害がない場合)】
投与法 ガスター内服(経口) ガスター注射 若年健常人 1回20mg 1日2回 1回20mg 1日2回 高齢腎機能正常者 1回20mg 1日1回
or 1回10mg 1日2回1回20mg 1日1回
or 1回10mg 1日2回 - ガスター注射液の、希釈後の安定性を教えてください。
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ガスター注射液を静注する際の用法・用量は、「通常、成人にはファモチジンとして1回20mgを日局生理食塩液又は日局ブドウ糖注射液にて20mLに希釈し、1日2回(12時間毎)緩徐に静脈内投与する。又は輸液に混合して点滴静注する。」と記載されております。
ガスター注射液配合変化試験より、ガスター注射液20mg/2mLを日局生理食塩液(フィシザルツ)20mLまたは日局ブドウ糖注射液(第一糖液注20%)20mLに希釈後は、外観、pH、残存率とも24時間まで変化は認められませんでした。
また、輸液との希釈も配合変化がない場合、24時間まで変化しないと考えられます。ただし、ガスター注射液希釈後は、細菌汚染のおそれがありますので出来るだけ速やかに使用することが望ましいと考えられます。
(社内資料)
アレルギー情報
ガスターD錠10mg、ガスターD錠20mg、ガスター注射液10mg、ガスター注射液20mg
なし
ガスター錠10mg、ガスター錠20mg、ガスター散2%、ガスター散10%
特定原材料:乳