スポンゼル
スポンゼル2.5cm×5cm、7cm×10cm
一般名:ゼラチン
本製品は2026年3月31日をもって経過措置期間が終了しました。現在は販売しておりません。
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開発の経緯1)
山之内製薬(現アステラス製薬)では、ゼラチンを種々の方法で処理して、その出血に対する反応を研究した結果、気泡ゼラチン剤を創製することを得た。これにつき更に広範なる研究を重ね、臨床試験に供した結果、止血効果を有する被吸収性ゼラチンスポンジを商品名スポンゼルとして1950年(昭和25年)許可を得て上市する運びとなった。また、1983年(昭和58年)4月22日には再評価結果が通知され、「有用性が認められるもの」と判定された。2018年(平成30年)10月1日LTLファーマ株式会社はスポンゼルの製造販売承認を承継した。
治療学的特性1)
- ゼラチンスポンジは、創傷の表面に強く付着し、fibrin とほぼ同等の止血効果をあらわす。
- ゼラチンスポンジは、組織内や体腔内に包埋したとき、約 1 カ月以内に液化吸収される。
- 重大な副作用としては、ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)が報告されている。
副作用の項を参照
禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 次の部位には使用しないこと 血管内[塞栓を起こすおそれがある]
効能又は効果
各種外科領域における止血
褥瘡潰瘍
用法及び用量
適当量を乾燥状態のまま、又は生理食塩液かトロンビン溶液に浸し、皮膚或は臓器の傷創面に貼付し、滲出する血液を吸収させ固着する。本品は組織に容易に吸収されるので体内に包埋しても差し支えない。
重要な基本的注意
- 本剤の使用は縫合、結紮等の止血に代わるものではないことに留意すること。
- 本剤は殺菌作用をもたないので、感染の可能性が高い場合には、適切な処置を考慮すること。
- 視神経及び視束交叉の周囲[圧迫により視力障害を起こすことがある。]
- 創面への使用にあたっては癒合を妨げる可能性があるので、過量に使用しないこと。
- 膨張による圧迫が正常な機能を妨げる可能性があるので、 創腔又は組織の間隙に使用する場合には、詰めすぎないように留意すること。
副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
〈重大な副作用〉
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)
全身発赤、呼吸困難、血圧低下等があらわれることがある。
適用上の注意
薬剤投与時の注意
- 容器より取出す際に細菌汚染しないように注意すること。
- 消毒用アルコール浸漬又は加熱滅菌を避けること。(外装接着部の剥離、内容の変質をきたすおそれがある。)
- 本剤は用法・用量にしたがって使用し、血管内には使用しないこと。
1)2020年3月改訂(第1版) スポンゼル電子添文